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2012.04.26

千値練 RIOBOT グレンラガンおさわり座談会 @ WFカフェ に行ってきました その1

どうも、宮原です。
先日WFカフェにて行われた
 [RIOBOT グレンラガン おさわり座談会 @WFカフェ](2012/04/21)
に行ってきました。



[RIOBOT:RIOBOTグレンラガン発売日変更のお知らせとお詫び]
http://ameblo.jp/riobot/entry-11201084546.html

> 『RIOBOTグレンラガン(一次出荷)』
> 【変更前】出荷日:2012年4月末日→【変更後】出荷日:2012年7月
> 『RIOBOTグレンラガン(二次出荷)』
> 【変更前】出荷日:2012年5月末日→【変更後】出荷日:2012年9月

座談会は上記の様に出荷時期変更が行われた
[千値練 RIOBOT グレンラガン]がどのように製作され、現在どのような
状態であるかを作品関係者、開発者を交えて話すといった内容のものでした。

会場ではバランスや形状確認用のための試作用モデル、金型のテスト
ショット(T1試作モデル)、テストショットに塗装を行った配色確認用見本
などを見ることができました。


座談会のお知らせ:
 [Gainax.co.jp]
 http://www.gainax.co.jp/anime/gurren-lagann/news/0353.html

 [www.union-creative.jp]
 http://www.union-creative.jp/topics/sent_grn.html


会場は海洋堂 WFカフェ [ワンフェスカフェ]でした。
 [www.wfcafe.net]
 http://www.wfcafe.net/


座談会は2部制となっており。私は後半の2部に参加しました。
ゲストは
・千値練さん 開発、生産担当の二方
・ケミカルアタック 坂本さん
・ガイナックス 宣伝担当 真鍋さん
・ユニオンクリエイティブインターナショナルの担当者さん

前半の1部には今回RIOBOTグレンラガンのデザインアレンジを担当された
・アニメーター 雨宮哲さん
が参加されていたそうです。ぜひお話を聞きたかったところでした。

以下、座談会でのお話です。


■プロジェクトの方針について
RIOBOT グレンラガンですが、プロジェクトをはじめるにあたり、アニメーターの雨宮さんと打ち合わせを行い、公式設定のシンプルなイメージではなく、劇中でも作画によってアレンジの方向性が違うことを考慮したいという方針となりました。
また、ケミカルアタックさんが担当することも含め、普通ではやらない変わったことことをやろうという方針となりました。

デザインとしては
・「武者」っぽい意匠を入れたい
・たまに描かれる「鳥足」のような脚部
・密度間を演出するためにディティールを追加する
という方針でスタートして、以下のようなデザインを雨宮さんが製作されました。



■デザインの変更について
以下のような流れで変更されていったそうです。

[1] 公式設定画


[2] 雨宮さん画稿
 雨宮さんが製作されたデザインと一緒にポージング集なんかも書いていただきました。


[3] ケミカルアタックさん画稿:プロポーション変更メモ
 雨宮さんのプロポーションからケミカルアタックっぽいプロポーションに修正しました。


[4] ケミカルアタックさん画稿:プロポーション清書
 メモから線画を起こしました


[5] 頭部の表情や形状の調整
 グレンラガンのように、頭部に人間のような特徴を持つロボを作成する上での表情のつけ方を検討しました。

[6] パーツの設計、彩色調整しながら形状の変更
 CADで設計したデザインの出力成型品をガイナックスさんに見せに行ったとき[もっとぶっ飛んだ感じでやってみてよ]といわれたとかなんとか。

 色を追加する上で、ディティールを追加したりしています。
 盾のグレン団マークのモールドは当初タンポ印刷の予定だったんですけど、デザインの変更の中でディティールが面白くなってきたのでレリーフのような立体的なギミックを組み込みました。
 肘の関節がずるっと出てくるところにもディティールを追加しています。


■プロポーションについて
今回はケミカルアタックぽくないプロポーションですが、スペクリなどに代表されるあのプロポーション(胸部が小さく、胴が長く、腰が細い)は可動域を増やす目的でも、ウエストを細いのが好みというわけでも無いそうです。

あのプロポーションは視覚的な変化を目的としたもので、動きを感じさせるためのものとのことです。胴のパーツが短い場合、傾けたり、ひねっても変化が少ないですが胴のパーツが長いと変化させていない状態との差として、この分の距離が胴のパーツが短い場合よりも長く取ることができ、視覚的な変化をより多く得ることが可能です。また、立たせた場合もS字立ちがうまく決まるという利点があります。
視覚的な効果を狙った体系なので、結果的に腰が細くて胴が長くなりました。



今回は主にS字立ちがうまく決まるような可動、プロポーションの両立にこだわっています。


■ギミックの組み込みについて
今回数多くのギミックを組み込んでいますが、これ以上の大きさになると部品重量や強度確保のために、接着剤のみでの組立が難しくなり、ビス止めの必要が出ます。部品内部にビス止め用の空間を確保する必要も出てきますので、ギミックを組み込むのであればこのぐらいの大きさがちょうどいい大きさです。

[胴体の動く眼球]
ギョロッとしたこの絵があったので眼球を動かすギミックを組み込みました。
頭部と連動して目玉が動きます。調整用のレバーもあるので頭部と別方向を向かせることも出来ます。
イメージとしてはカミナが搭乗しているイメージです。

[鳥足]
雨宮さんのデザインの鳥足は面白いのでこのまま取り入れる予定ではいたのですが、このまま脚部を曲げた場合、どうしてもお尻とかかとが離れてしまいます。
こうなると力が抜けたように見えてしまうので、すねの辺りからもう一段階曲がるように設計しています。

[安彦肘(やすひこひじ)]:
ガイナックスさんに打ち合わせに行ったときに[安彦肘が入ったら面白いよねー]という話がありました。通常、腕は握ったこぶしの内側が自分の目から見えるように曲げますが、[安彦肘]は握ったこぶしの親指が自分に近くに来るように曲がります。
肘と手首の間にロールが入っているため、小手のついた面を横にした状態で曲げることが可能です。

[飛び球]
グレンウイングの飛び球は劇中の作画を再現するため飛び出すギミックが内蔵されています。
スイッチレバーをスライドすることで飛び玉が飛び出します。
アニメの制作現場では設定は設定で、かっこいい表現を使うという作り方をしていたそうです。

[鼻パーツ]
グラサンを外したあとに開くグラサン固定用の穴を隠すための鼻パーツが付属します。
穴が開いているのがすごく気になっていたのですが、劇中を確認すると結構鼻が高くついていたので、思い切ってパーツを追加しています。

[盾のレリーフ]
盾のグレン団マークは別パーツとなっており、取り外しが可能です。
当初タンポ印刷の予定だったんですけど、デザインの変更の中でディティールが面白くなってきたのでレリーフのような立体的なギミックを組み込みました。

[サイドスカート]
ボールジョイントで本体に接続していますが、その下にさらに軸があり、可動します。
これにより脚部の可動に干渉しないようになっています。

[台座]
飛行ポーズが決まるように専用台座が設計されています。
これまでのRIOBOTとは異なり、爪での保持ではなく、股の間に開いた穴に挿す形式です。
(通常の台座もつくとかなんとか)

[ドリル]
ドリルは作画によって肘から生えてるときと手首から生えてるときがあるので再現のためにドリルの持ち手は外せるようになっています。そしてドリルの中に手首が仕舞えて便利!
ドリルは劇中同様の二重螺旋になってます。


■希望:でかいギガドリル出してほしいです!
ギガドリルほしいですか?
 →めっちゃほしいです!

前半の1部ではでかいからいらないよねということだったのですけれども、票が割れましたねぇw
でも、あったらうれしいですよね。中国のスタッフでもほしいという話がありました。
(丁度スパロボをやったそうで、でっかいドリルがついてないグレンラガンはグレンラガンじゃないって言われましたw)

これまでいろいろとギガドリルは出ていますが、一度絵も描いてみたんですよ。
ギガドリルって実は円錐じゃなくて少し膨らんでいるので、ソフビか何かで作れればいいですかねー。


■金型製作について
グレンラガンのパーツは200パーツを超えるパーツで構成されていて、各パーツはプラモデルのように金型を製作しています。顔なんかは6パーツで構成されています。


金型は主流である[放電加工]という加工方法の[ポケット加工]と呼ばれる方式を用いています。金型に直接加工を施す[直彫り]という方式もありますが、[ポケット加工]であれば[モールドベース]と呼ばれる枠に部品の金型を組み合わせて入れる形式なので一部のパーツに問題が出た場合も交換して、修正することができるようになっています。

パーツの金型を作るためには[放電マスタ(パーツの形に削った通電性のよい胴)]と[金型となる金属(鉄とか)]を用意します。通電マスター製作や金型設計は工場で行っています。

燃えない油(引火温度を化学的に上げた油、絶縁油など)の中に沈めて押し当てた二つの金属の間に放電させることで、二つの金属の間に放電させることで部分的に高熱になります。これにより[電極マスタ]の形が[金型となる金属]に写し取られます。これは鉄なんかが銅に比べて熱で変化しやすいといった金属の性質を利用したものです。部分的に溶けて、じわじわと形ができていきます。
※上記一部補足



なお、一つのパーツの金型であっても垂直方向でしか押し当てることができないので複雑な形状をしているパーツは[放電マスタ]を2個、3個使うこともあります。今回グレンラガンはパーツが200個以上ありますが、使った[放電マスタ]は800個ほどになります。

参考:グレンウイングの金型画像
[p.twipple.jp:ついっぷるフォト]
http://bit.ly/x0fv6H

参考:放電マスタ画像
[p.twipple.jp:ついっぷるフォト]
http://bit.ly/z7rSMl


出来上がるランナーは1枚A4ほどの大きさです。
T1試作モデルを見ていただくとわかりますが、白いのがPVC(硬くない)、青がABS(硬い、痛い)、黄色はナイロン(間接)の素材となります。
RIOBOTグレンラガンは21枚ほどのランナーになります。パーツ数も多いのですが複雑な形状も多いため、多い枚数ですね。デルフィングは13,4枚ほどでした。

参考:T1試作モデル
[Gainax.weblogs.jp/gurrenlagann:驚異の可動フィギュアです!]
https://bitly.com/I4ratF


はじめ試作が上がったときにこんなにPVCの割合が少ないのかと驚きました。ABSにしたからこそギミックも組み立てられるところもありますのでこだわった結果ですね。
素材によって成型時の収縮率も違ってくるんですが、顔なんかはビッチリはまるように調整しています。

また、ドリルや頭部などは分割せずにスライド金型を利用することで複雑な形状でも一回で成型しています。
(ドリルは4方向スライド、頭部は3方向スライド)


金型の加工が終わったら青粉と呼ばれる粉で職人さんが研磨作業を行います。(竹箸のような細いものの先につけて磨きます)
CADを利用してデジタルで設計していますが、結局は人の作業が肝になっています。

金型で作成したテストショットは一つずつ人の目で確認をしていて、金型に接触してしまう箇所がないかなどのチェックを行っています。
つい数日前にも設計変更から一部金型の修正があり、データを送ったところでした。


■組み立てについて
組み立ては切れ味のいいグッスマニッパーを利用しています。ゲート跡が出にくいように設計していますが、部分的に表に出る箇所もあるのでなるべく切れ味のいいニッパーを利用したり、[二度切り]を行っています。
中国での組み立てを行っていますが、中国ではやすりの種類も少なく、1000番までぐらいしかないので、細かい目のやすりは国内で購入して送っています。

参考:グッスマニッパー
[www.goodsmile.info:MSS-41 匠TOOLS 極薄刃ニッパー]
http://bit.ly/roXitR



■塗装について
最近の完成品はマットな質感の塗装が多かったのですが、グレンラガンについてはつやっつやの塗装がかっこいいということで、つやつやにすることは決めていました。
また、赤も劇中は暗めの赤だったのですが、高級感を演出するためにもイタリア車のように艶のある明るめの赤を使っています。脚の黒はコンソールパネルのようなマットブラックを使いました。赤も単調な印象を与えないように明度を変えて配色しています。
今回触っていただくのは工場の行員さんが塗った筆塗りです



■これからの予定について
現在は塗装の色合いを見ていますが、もう少し艶を出すようにしたいと考えています。
また、並行して金型の精度調整中です。金型の精度が向上しないと塗装用のマスクが作れないのでその後、マスクサンプル、マスクの作成を行う予定です。また間接のきつさ調整も行っています。
ワンフェスでは製品版とおなじ物を試していただけると思いますし、ワンフェスの前にもまたどこかでイベントを行えればと考えています。

※ワンフェスはWonderFestival(ワンダーフェスティバル)という模型イベントです。
参考:[WonderFestival 公式]
http://wf.kaiyodo.net/



■座談会
上記のように構想から設計、試作まで長い年月と膨大な工程を踏んでいることがわかりました。
高額な商品であることも加え、生半可な状態では発売できないという熱意が伝わってくるすごく充実した座談会でした。

ちなみに今回は製作工程や状況を中心に書いていますが、他にもアニメのあのシーンが実はこういうことだったといった裏話なんかを和やかに話していました。
一番くじの裏話なんかも出ていましたー。


■お土産
お土産をいただきましたー。わーい。
・千値練 缶バッジ


・ケミカルアタック Tシャツ



■他の参加者の方々のBlog
T_B_xさん: とりあえずブログ(仮)
 [RIOBOTグレンラガン~おさわり座談会~@WFカフェ]
 http://d.hatena.ne.jp/Xylon/20120421/1335007854#seemore

bat1911さん: こんな感じで。
 [千値練 RIOBOT「グレンラガン」体験会に行って来ました。]
 http://blog.kuruten.jp/bat/204360

SylphWatchさん: Sylph Watch
 [『RIOBOTグレンラガン~おさわり座談会~@WFカフェ』に参加してきた!!]
 http://blog.livedoor.jp/sylphwatch/archives/6990797.html#more

kagetunaさん: ねこ曜日雑記堂
 [[イベント][オモチャ]RIOBOTグレンラガンおさわり座談会]
 http://d.hatena.ne.jp/kagetuna/20120421

boxosさん: きんけつほびーらいふ。
 [RIOBOT グレンラガンおさわり座談会に行って来ました~紅蓮篇~]
 http://blog.livedoor.jp/zgmf2/archives/52265005.html
 [RIOBOT グレンラガンおさわり座談会に行って来ました~螺巌篇~]
 http://blog.livedoor.jp/zgmf2/archives/52265007.html


■次の記事ではサンプルを触った上での
■可動範囲、ギミックを確認していきます。

[■次の記事へ■]
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